はいどうも!堺です。
一度にたくさんの仕事を進めていくというのは仕事ができる人っぽいですが、実はマルチタスクは効率が悪いということが科学的に証明されています。
マルチタスクって何?
まず、マルチタスクというのは同時に何らかのことを行うことです。
例えばブログ記事を書きながら、メールが来たらそれを返信するといったように同時に作業をすることです。
同時に多数のプロジェクトに関わるということとは異なります。
さて、マルチタスクについて定義したところで、「なぜ効率的なはずのマルチタスクが脳の活動を低下させてしまうのか」についてお話していきます。
マルチタスクが脳に及ぼす悪影響
まず私たちの脳は何かの作業をするとき、その作業に応じた脳の領域を使用します。
例えばAという目標があってそこに向かって作業をする場合。
A目標とA作業という2つの領域が使用されます。
これにマルチタスクでBという目標とBという作業を始めるとします。
現在4つの領域を使用していますよね。ここがポイントです。
実は私たちの脳は同時に3つ以上の領域を使用することはできないのです。
ですから、この場合はA目標とA作業を保持した場合にはB作業をしてもB目標の領域は動いていません。
つまり、目標なく作業するようになり効率が悪くなります。
これがマルチタスクで脳の活動が低下する理由です。
ちなみに、このような状態で作業をすると達成率も下がり、脳がストレスを感じます。
そうするとストレスホルモンである「コルチゾール」が多く分泌されます。
このコルチゾールは分泌されすぎると高血糖などを引き起こしまして動脈硬化や糖尿病の元になるだけでなく脳を委縮させてしまうこともあります。
ただ単に効率が悪くなるだけでは済まなくなりますので、すぐにマルチタスクをやめましょう!
マルチタスクではなくシングルタスクにしよう
まずマルチタスクをやめるには、「1つのことが終わったら次のことをやる」シングルタスクしかしないようにするべきです。
とにかくタスクは切り替えない。これにつきます。
私もマルチタスカーで、仕事がまったく進まずに困っていました。
パワーポイントを開きながらワードも開き、インターネットも見ているというように
たくさんのウィンドウを開いて作業をしていたのです。
なんとなく、いろいろな作業を少しずつ進められるので良いかなと思っていたのですが、
常に頭がモヤモヤしているような感じもしていました。
そこで、シングルタスクのほうが効率が良いということを知り実践したところ、かなり効率的に仕事ができるようになりました。
コツは「目の前のことを終わらせれば勝ち!」と思って一つずつやっていくことです。
これだけで驚くほど集中できます。
シングルタスカーになるための方法は次から詳しく説明します。
シングルタスカーになる方法

まず、仕事をするときはタイマーを使うようにしましょう。
まずタイマーを30~50分にセットして、仕事に取り組みます。
この時間中は、何か他のことを思いついても行動に移さないようにしましょう。
タイマーが鳴ったら休憩します。このときに作業中に思いついたことをさっとやってしまいましょう。
その後、またタイマーをセットして作業をするというようにすると良いでしょう。
電話やメール、SNSなどの外部要因はまとめてやるようにしましょう。
電話やメール、SNSなどは気軽に見たり返事をしたりすることができます。
そのため、作業中にマルチタスクで行いがちになってしまいます。
これもやはり脳の活動領域を行き来することになりますので良くありません。
作業中はこれらを無視して後でまとめて行うようにしましょう。
まずスマホの電源を切ればメールや電話は排除できます。
もしくは目の届かないところに置いておきましょう。
また、メールや電話などの作業については、それぞれまとめて行うことを意識しましょう。
返信しなくてはならないメールが3通、掛けなくてはならない電話が2件あったとします。
その場合にメールを2通送って、電話を1件してまたメールに戻るというようなことはせず、
メールを返信するなら3通すべて返信してしまってから電話を掛けるというようにしましょう。
同じ作業を連続で行うことで脳の活動領域を行き来しないようにするのです。
やってもいいマルチタスク
とはいえ、すべてのマルチタスクがいけないわけではありません。
思考を伴わない作業であればマルチタスクをしても効率は落ちないと言われています。
例えば、音楽を聴きながらランニングをするとか、単純作業を同時に行うとかは問題ありません。
つまり、
思考を伴う作業=シングルタスクで行う
単純作業=マルチタスク
というようにすれば効率よく仕事をこなしていくことができます。
最後にシングルタスクを徹底する考え方を伝授して終わりにします。
「目の前のことを終わらせれば勝ち!」
これを意識して1つ1つやっていきましょう。